ほぼ切れないハサミ
小学1年生から使っているハサミがある
私の記憶が確かならば、小学校入学のお祝いで文房具一式を揃えてもらい、その中にあったはずだ
ハサミ以外の文房具、すなわち、鉛筆や消しゴム、筆箱に至るまで残っているものはすでに無い
このハサミは切れ味が悪い、というよりほぼ切れない
コピー用紙など少し硬い紙なら指使いで何とか切れるが、例えば新聞紙などではほとんど使い物にならない
100円ショップでいつでも買えるのだから処分して構わないのだが、家の中にはすでにほかのハサミがあるので…捨てなくても構わない
などという理屈で40年、いや45年以上も一緒にいるのだ
唯一と言っては言い過ぎだが役立つ場面がある
不要となったクレジットカードを破断するときだ
あれほど厚手でプラスチックでできているものを切るときはハサミに悪影響があるのではと危惧するが、このハサミはむしろ使い勝手が良い
普通に使うと刃と刃が触れ合う点がない、つまり刃が浮き上がっているので紙を切るには工夫が必要だが、厚手のものはむしろ都合が良い
そんなときふと思いついた
刃が浮いているならその隙間を小さくすることはできないか?
このハサミの支点の部分、ネジ留めではなくカシメており、リベットと言うんでしょうか・・・
その部分をハンマーで叩けば締りが良くなるのでは、と淡い期待を抱いて、数回叩いてみた
するとほんのわずかだがハサミとしての機能が復活したような気がする
素人がやりすぎると壊してしまう恐れもあるので、しばらく様子見だ
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